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問題解説㊷~不動産の取引~

次の各記述のうち、正しいものには〇を、誤っているものには✖をつけなさい。

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1.宅地建物取引業者は、宅地・建物の売買または交換の媒介の契約を締結したときは、遅滞なく、媒介契約書を作成して記名押印し、依頼者にこれを交付しなければならない。[2013年1月試験]

 

2.区分建物に係る登記において、区分建物の床面積は、壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積により算出される。[2016年9月試験]

 

次の各文章の( )にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組み合わせを(1)~(3)のなかから選びなさい。

 

3.不動産取引において、買主が売主に解約手付を交付したときは、相手方が契約の履行に着手するまでは、買主はその手付を放棄することで、売主はその( )を償還することで、それぞれ契約を解除することができる。[2017年1月試験]

(1)半額

(2)同額

(3)倍額

 

4.民法の規定によれば、不動産取引における売買の目的物に隠れた瑕疵があり、買主が契約を解除する場合、この解除権は、買主がその事実を知った時から( )以内に行使しなければならないとされている。[2013年5月試験]

(1)1年

(2)2年

(3)3年

 

5.宅地建物取引業法の規定によれば、不動産取引について依頼者が宅地建物取引業者と結ぶ媒介契約のうち、専任媒介契約の有効期間は最長で( )である。[2015年9月試験]

(1)3カ月

(2)6カ月

(3)1年

 

 

1.宅地建物取引業者は、宅地・建物の売買または交換の媒介の契約を締結したときは、遅滞なく、媒介契約書を作成して記名押印し、依頼者にこれを交付しなければならない。

 

正解は、〇です。

 

2.区分建物に係る登記において、区分建物の床面積は、壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積により算出される。

 

正解は、✖です。

この算出は一戸建てに用いられるもので、区分建物は、内法面積を用います。

 

3.不動産取引において、買主が売主に解約手付を交付したときは、相手方が契約の履行に着手するまでは、買主はその手付を放棄することで、売主はその( )を償還することで、それぞれ契約を解除することができる。

 

正解は、(3)倍額です。

 

4.民法の規定によれば、不動産取引における売買の目的物に隠れた瑕疵があり、買主が契約を解除する場合、この解除権は、買主がその事実を知った時から( )以内に行使しなければならないとされている。

 

正解は、(1)1年です。

ちなみに、売主が不動産業者でない場合は、特約を結んで売主の瑕疵担保責任を免除したり、期間を短くしたりすることが可能です。

 

5.宅地建物取引業法の規定によれば、不動産取引について依頼者が宅地建物取引業者と結ぶ媒介契約のうち、専任媒介契約の有効期間は最長で( )である。

 

正解は、(1)3カ月です。

専任媒介契約は、2週間に1回の依頼者への報告義務と契約日から7日以内の指定流通機構への物件登録義務があります。