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問題解説㊶~不動産のキホン~

次の各記述のうち、正しいものには〇を、誤っているものには✖をつけなさい。

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1.地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を3月に公示するものである。[2015年10月再試験]

 

2.相続税路線価は、国税局長が毎年1月1日を価格判定の基準日として評価するもので、当該価格は地価公示の公示価格の70%を評価水準の目安として設定されている。[2016年1月試験]

 

3.土地の登記記録の表題部には、所在や地番など、その土地の表示に関する事項が記録される。[2014年9月試験]

 

4.登記の記載を信頼して不動産を取得した者は、記載されていた登記名義人が真実の権利者ではなかった場合でも、原則として、その不動産に対する権利が認められる。[2015年9月試験]

 

5.不動産の登記事項証明書の交付請求ができる者は、対象不動産の所有者に限られる。[2013年9月試験]

 

 

1.地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を3月に公示するものである。

 

正解は、〇です。

 

2.相続税路線価は、国税局長が毎年1月1日を価格判定の基準日として評価するもので、当該価格は地価公示の公示価格の70%を評価水準の目安として設定されている。

 

正解は、✖です。

80%を評価水準の目安として設定されています。

ちなみに70%に設定されているのは、固定資産税評価額です。

 

3.土地の登記記録の表題部には、所在や地番など、その土地の表示に関する事項が記録される。

 

正解は、〇です。

 

4.登記の記載を信頼して不動産を取得した者は、記載されていた登記名義人が真実の権利者ではなかった場合でも、原則として、その不動産に対する権利が認められる。

 

正解は、✖です。

不動産の登記には公信力がありません。

したがって、その登記登録の内容が真実と異なっていた場合、必ずしも法的な保護を受けられるとは限りません。

 

5.不動産の登記事項証明書の交付請求ができる者は、対象不動産の所有者に限られる。

 

正解は、✖です。

誰でも請求することが可能です。