第三分野の保険
第三分野の保険
生命保険(第一分野の保険)、損害保険(第二分野の保険)のいずれのカテゴリーにも属さない種類の保険を第三分野の保険といいます。
第三分野の保険は、病気、ケガ、介護などに備えるための保険です。
医療保障は、生命保険の特約としてつける場合と医療保険として単体で契約する場合があります。
医療保険
医療保険は、病気やケガによる入院、手術などに備える保険です。
1回の入院について支払日数の限度(60日、120日など)があります。また、通算しての支払日数の限度もあります。
がん保険
がん保険は、保障の対象をがんに限定した保険です。
がんと診断されたときに支払われるがん診断給付金やがん入院給付金、がん手術給付金などがあります。
なお、がん保険には、一般的に責任開始日から90日間(3ケ月)程度の免責期間(待機期間)が設けられています。
介護保障保険
介護保障保険は、寝たきりや認知症の症状が一定期間続く場合に給付金が支払われる保険です。
民間の介護保険には、公的介護保険の要介護度に連動して給付される連動型と、各保険会社が独自で基準を定めて給付される非連動型があります。
所得補償保険
所得補償保険は、病気やケガによって仕事ができなくなった場合に、喪失する所得に対して保険金が支払われる保険です。
※第三分野の保険は出題実績がほとんどありません。
次の文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組み合わせを(1)~(3)のなかから選びなさい。
がん保険では、一般に、契約日から( )以内とされている待機期間中にがんと診断された場合、診断給付金が支払われない。[2014年9月試験]
(1)30日
(2)60日
(3)90日
正解は、(3)90日です。
3ケ月は待機期間としています。