問題解説⑲~損害保険4~
次の各文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組み合わせを(1)~(3)のなかから選びなさい。
1.普通傷害保険において、被保険者が( )により通院した場合、通常、保険金支払の対象となる。[2016年1月試験]
(1)疲労性の腰痛
(2)料理中の火傷
(3)ウイルス性の食中毒
2.個人賠償責任保険において、( )の場合、補償の対象とならない。[2014年5月試験]
(1)友人から借りたカメラを誤って破損させた
(2)散歩中に飼い犬が他人に噛みついてケガをさせた
(3)買い物中に誤って棚から商品を落として破損させた
3.製造した弁当が原因で食中毒が発生し、顧客に対して法律上の賠償責任を負う場合に備えて、( )に加入した。[2014年5月試験]
(1)施設所有(管理)者賠償責任保険
(2)受託者賠償責任保険
(3)生産物賠償責任保険
4.遊園地を運営する企業が、来園者が遊具から転落してケガをし、企業が法律上の損害賠償責任を負担した場合に被る損害に加え、( )に加入した。[2014年9月試験]
(1)生産物賠償責任保険
(2)受託者賠償責任保険
(3)施設所有(管理)者賠償責任保険
5.自動車事故により、被保険自動車(非業務用のマイカー)に生じた損害に対して被保険者(=契約者および保険料負担者)が自動車保険から受け取る車両保険金は、所得税のおいて( )となる。[2017年5月試験]
(1)非課税
(2)雑所得として課税対象
(3)一時所得として課税対象
1.普通傷害保険において、被保険者が( )により通院した場合、通常、保険金支払の対象となる。
正解は、(2)料理中の火傷です。
普通傷害保険は、国内外を問わず、日常生活で起こる急激かつ偶然な外来の事故による傷害を補償する保険です。
急激で偶然で外来が条件となります。
2.個人賠償責任保険において、( )の場合、補償の対象とならない。
正解は、(1)友人から借りたカメラを誤って破損させたです。
個人賠償責任保険は、日常生活における偶発的な事故によって、他人にケガをさせたり、他人のものを壊したことにより、損害賠償責任を負ったときに備える保険です。
「他人から預かったもの」は対象外となります。
3.製造した弁当が原因で食中毒が発生し、顧客に対して法律上の賠償責任を負う場合に備えて、( )に加入した。
正解は、(3)生産物賠償責任保険です。
施設所有(管理)者賠償責任保険
施設の所有や業務遂行によって負うおそれのある賠償責任を補償する保険
受託者賠償責任保険
他人から預かったものを損傷したり、紛失した場合等の賠償責任を補償する保険
4.遊園地を運営する企業が、来園者が遊具から転落してケガをし、企業が法律上の損害賠償責任を負担した場合に被る損害に加え、( )に加入した。
正解は、(3)施設所有(管理)者賠償責任保険です。
5.自動車事故により、被保険自動車(非業務用のマイカー)に生じた損害に対して被保険者(=契約者および保険料負担者)が自動車保険から受け取る車両保険金は、所得税のおいて( )となる。
正解は、(1)非課税です。
損害保険は、原則として非課税です。
死亡保険金、満期返戻金、年金として受け取る場合の保険金については、生命保険と同様の扱いとなります。