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問題解説⑬~生命保険3~

次の各文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組み合わせを(1)~(3)のなかから選びなさい。

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1.生命保険契約に基づき、契約者が保険会社に払込む保険料は、( )と付加保険料で構成されている。[2017年1月試験]

(1)死亡保険

(2)生存保険

(3)純保険

 

2.生命保険の保険料のうち、将来の死亡保険金を支払うための財源となる純保険料は、予定死亡率および( )に基づいて計算されている。[2014年5月試験]

(1)予定利率

(2)予定生存率

(3)予定事業費率

 

3.生命保険会社に生命保険契約上の履行義務(保険金・給付金の支払等)が発生する時期を(①)というが、(①)は、保険会社の承諾を前提として、申込み、告知(診査)、(②)の3つすべて完了したときとされている。[2011年1月試験]

(1)①責任開始期(日) ②第1回保険料(充当金)払込み

(2)①契約期(日) ②ご契約のしおりの交付

(3)①義務発生期(日) ②契約確認

 

4.リビング・ニーズ特約は、病気やケガの種類を問わず被保険者の余命が( )以内と判断された場合に、死亡保険金の一部または全部が生前に支払われるという特約である。[2014年1月試験]

(1)3ケ月

(2)4ケ月

(3)6ケ月

 

5.一時払変額個人年金保険は、(①)の運用実績に基づいて保険金額等が変動するが、一般に、(②)については最低保証がある。

(1)①一般勘定 ②解約返戻金

(2)①特別勘定 ②死亡給付金

(3)①特別勘定 ②解約返戻金

 

 

1.生命保険契約に基づき、契約者が保険会社に払込む保険料は、( )と付加保険料で構成されている。

 

正解は、(3)純保険です。

保険料は、保険会社が支払う保険金にあてられる「純保険」と保険会社が事業を維持するための「付加保険料」で構成されています。

 

2.生命保険の保険料のうち、将来の死亡保険金を支払うための財源となる純保険料は、予定死亡率および( )に基づいて計算されている。

 

正解は、(1)予定利率です。

純保険・・・予定死亡率 + 予定利率

付加保険料・・・予定事業費率

で構成されています。

死亡比率は、統計に基づいて性別・年齢ごとに算出した死亡率で、予定死亡率が下がれば保険料は下がります。死ぬ人がいなければ払うお金も減るからです。

予定利率は、保険会社があらかじめ見込んでいる運用利回りで、予定利率が上がれば、運用がうまくいっていることを意味し、保険料は下がります。

予定事業費率は、保険会社が事業を運営するうえで必要な費用で、予定事業比率が低ければ、運営が順調ですから保険料は下がります。

 

3.生命保険会社に生命保険契約上の履行義務(保険金・給付金の支払等)が発生する時期を(①)というが、(①)は、保険会社の承諾を前提として、申込み、告知(診査)、(②)の3つすべて完了したときとされている。

 

正解は、(1)①責任開始期(日) ②第1回保険料(充当金)払込みです。

責任開始期とは、契約した保険の保障が始まる日です。

 

4.リビング・ニーズ特約は、病気やケガの種類を問わず被保険者の余命が( )以内と判断された場合に、死亡保険金の一部または全部が生前に支払われるという特約である。

 

正解は、(3)6ケ月です。

 

5.一時払変額個人年金保険は、(①)の運用実績に基づいて保険金額等が変動するが、一般に、(②)については最低保証がある。

 

正解は、(2)①特別勘定 ②死亡給付金です。

変額保険とは、保険会社が株式や債券等を運用し、その運用効果に応じて保険金や解約返戻金の額が変動する保険です。額が変動するので特別勘定で、死亡給付金には、最低保証がありますが、解約返戻金には、最低保証がありません。