ゆとり世代の読みもの

ゆとり世代よ、今こそ立ち上がろう

損害保険のキホン

損害保険

損害保険とは、偶然のリスク(事故、災害等)で発生した損害を補てんするための保険です。

f:id:tuketaku:20190703230944p:plain

 

基本用語

保険契約者・・・保険会社と契約を結ぶ人(契約上の権利と義務がある)

 

被保険者・・・保険事故(保険の対象となる事故)が発生したときに、補償を受ける人または保険の対象となる人

 

保険の目的・・・保険を掛ける対象

 

保険価額・・・保険事故が発生した場合に被るであろう損害の最高見積額

 

保険金額・・・契約時に定める契約金額(保険事故が発生したときに保険会社は支払う最高限度額となる)

 

保険金・・・保険事故が発生したときに、保険会社から被保険者に支払われるお金

 

告知義務・・・契約時に契約者が保険会社に事実を告げる義務

 

通知義務・・・契約後に変更が生じた場合に保険会社にその事実を通知する義務

 

 

損害保険料の原則

損害保険も生命保険と同様、大数の法則と収支相等の原則で成り立っていますが、これに加えて次の2つの基本原則があります。

 

給付・反対給付均等の原則(レクシスの原則)

それぞれの危険度に応じた保険料を負担しなければならないという原則

 

利得禁止の原則

損害保険では、保険金の受取りによって儲けを得ることを禁止しています。そのため、実際の損失額を限度に保険金が支払われることになっています。(実損払い)

 

ちなみに・・・

大数の原則

少数では何の法則も見出せないことでも、大数でみると一定の法則があることをいいます。

 

収支相等の原則

保険料は、保険契約者全体でみると、保険契約者が払い込む保険料が保険会社の支払う保険金と等しくなるように算定されること。

 

 

 

損害保険料の構成は、生命保険料の構成と同じで、「純保険」と「付加保険料」で成り立っています。

 

超過保険

保険金額が保険価額よりも大きい保険→実損てん補(損害額は全額支払われる)

保険金額 > 保険価額

 

全部保険

保険金額と保険価額が同じ保険→実損てん補(損害額は全額支払われる)

保険金額 = 保険価額

 

一部保険

保険金額が保険価額よりも小さい保険→比例てん補(保険金額とと保険価額の割合により保険金が削減される)

保険金額<保険価額