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問題解説⑨~保険の基本~

次の記述のうち、正しいものには〇を、誤っているものには✖をつけなさい。

 

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  1. 生命保険募集人が生命保険の募集に際し、顧客が支払うべき保険料を立替払いすることは、保険業法に定められる禁止行為に該当する。[2014年1月試験]
  2. 保険業法では、生命保険募集人は、保険契約の締結に際し、保険契約者はまたは被保険者が保険会社等に対して重要な事実を告げるのを妨げ、または告げないことを勧めてはならないとしている。[2015年5月試験]
  3. 少額短期保険業者は、生命保険契約、損害保険契約それぞれの保険契約者保護機構への加入が義務づけられているので、万一、少額短期保険業者が経営破綻したとしても、保険契約者は、それぞれの保険契約者保護機構による保護が受けられる。[2010年5月試験]
  4. 保険業法の規定によれば、保険契約の申込者等が保険契約の申込の撤回等に関する事項を記載した書面を交付された場合、原則として、その交付日と、申込日のいずれか遅い日から起算して8日以内であれば、書面により申込の撤回等をすることができる。[2014年9月試験]

 

 

 

 

1.生命保険募集人が生命保険の募集に際し、顧客が支払うべき保険料を立替払いすることは、保険業法に定められる禁止行為に該当する。

 

保険業法の中で、特別な利益の提供は禁止されていますので、〇です。

 

2.保険業法では、生命保険募集人は、保険契約の締結に際し、保険契約者はまたは被保険者が保険会社等に対して重要な事実を告げるのを妨げ、または告げないことを勧めてはならないとしている。

 

保険業法の中で、うそを言ったり、大事なことを言わないことを禁止していますので、〇です。

 

3.少額短期保険業者は、生命保険契約、損害保険契約それぞれの保険契約者保護機構への加入が義務づけられているので、万一、少額短期保険業者が経営破綻したとしても、保険契約者は、それぞれの保険契約者保護機構による保護が受けられる。

 

少額短期保険業者は、保険契約保護機構への加入義務はありません。

よって✖です。

ちなみに、共済は、保険業法及び保険契約者保護の対象外です。

 

4.保険業法の規定によれば、保険契約の申込者等が保険契約の申込の撤回等に関する事項を記載した書面を交付された場合、原則として、その交付日と、申込日のいずれか遅い日から起算して8日以内であれば、書面により申込の撤回等をすることができる。

 

クーリングオフは、遅い日から8日以内に、書面で行う。

よって〇です。