外貨建て金融商品
外貨建て金融商品
外貨建て金融商品とは、取引価格が外貨建て(米ドル、豪ドル、ユーロなど)で表示されている金融商品をいいます。
為替レート
外貨建て金融商品を購入する際には、円から外貨に換える必要があります。
また、利子や元金を受け取る際には、外貨から円に換える必要があります。
このとき、為替レートを用いますが、
円を外貨に換えるときの為替レートをTTS(Telegraphic Transfer Selling Rate)
外貨を円に換えるときの為替レートをTTB(Telegraphic Transfer Buying Rate)
を用います。
ちなみに、基準となるレートをTTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)といいます。
為替リスク
為替レートは刻々と変動しているため、外貨建て金融商品の取引には、為替レート変動によるリスクがあります。
為替レートの変動によって生じた利益を為替差益、損失を為替差損といいます。
主な外貨建て金融商品
外貨預金
外貨で行う預金のこと。
預金保険制度の対象外
定期預金は中途換金できない
利子は利子所得、為替差益は雑所得
外国債券
発行者、発行場所、通貨のいずれかが外国である債券
発行者:外国
発行場所:日本
通貨:円貨
という債券をサムライ債といいます。
発行者:外国
発行場所:日本
通貨:外貨
という債券をショーグン債といいます。
外国投資信託
投資信託の国籍が外国にあり、外国の法律に基づいて設定される投資信託のこと。代表的なものに外貨建てMMFがあります。
外貨建てMMFの特徴
・株式は一切組み入れていない
・売買手数料がない
・いつでもペナルティなしで換金可能
・収益分配金は利子所得。20.315%の申告分離課税(または申告不要とすることができる)
・譲渡差益(売却益)は、譲渡所得