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問題解説⑳~金融・経済のキホン~

次の各記述のうち、正しいものには〇を、誤っているものには✖をつけなさい。

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1.一般に、景気動向指数のコンポジット・インデックス(CI)の一致指数が上昇しているときは、景気の拡張局面と言える。[2012年1月試験]

 

2.物価が継続的に上昇するインフレーションの経済環境においては、一般に金利が上昇しやすい。[2015年1月試験]

 

3.為替が円安・外貨高に進んだ場合、円ベースの輸入価格の上昇要因となる。[2011年5月試験]

 

4.A国の金利上昇により、B国との金利差が拡大し、B国からA国に資金が流入した場合、一般に、A国通貨高、B国通貨安の要因となる。[2014年1月試験]

 

5.短期金融市場は、1年以内の短期資金を調達・運用する市場の総称で、そのうち、オープン市場にはコール市場や手形売買市場がある。[2010年9月試験]

 

6.短期金融市場のうち、金融機関、事業風神や地方公共団体等が参加し、コール取引などが行われている市場をインターンバンク市場という。[2016年1月試験]

 

7.日本銀行によるマネタリーベースを増加させる金融調節には、市場金利の低下を通じて金融を引き締める効果がある。[2014年9月試験]

 

 

1.一般に、景気動向指数のコンポジット・インデックス(CI)の一致指数が上昇しているときは、景気の拡張局面と言える。

 

正解は、〇です。

CIは、景気変動のテンポや大きさを把握するための指標です。

 

2.物価が継続的に上昇するインフレーションの経済環境においては、一般に金利が上昇しやすい。

 

正解は、〇です。

物価が上昇しているということは、モノを買うためにたくさんお金は必要になりますので、金利が上昇します。

 

3.為替が円安・外貨高に進んだ場合、円ベースの輸入価格の上昇要因となる。

 

正解は、〇です。

円安ということは、円の価値が低いことを表します。つまり、モノを買うためには、多くにお金が必要になるといことです。よって輸入したモノは多くのお金を使って買うことになりますので、輸入価格の上昇要因となります。

 

4.A国の金利上昇により、B国との金利差が拡大し、B国からA国に資金が流入した場合、一般に、A国通貨高、B国通貨安の要因となる。

 

正解は、〇です。

A国の資金需要が高まっている状態、つまり景気が良い状態ですから、金利が上昇、A国通貨高となります。

 

5.短期金融市場は、1年以内の短期資金を調達・運用する市場の総称で、そのうち、オープン市場にはコール市場や手形売買市場がある。

 

正解は、✖です。

コール市場や手形売買市場があるのは、インターンバンク市場です。

 

6.短期金融市場のうち、金融機関、事業風神や地方公共団体等が参加し、コール取引などが行われている市場をインターンバンク市場という。

 

正解は、✖です。

インターンバンク市場に参加できるのは、金融機関のみです。

 

7.日本銀行によるマネタリーベースを増加させる金融調節には、市場金利の低下を通じて金融を引き締める効果がある。

 

正解は、✖です。

マネタリーベースとは、日本銀行が供給する通貨のことです。

増加の金融調節は、市場に出回る資金が増えるため、金融緩和の効果があります。