問題解説㉑~金融・経済のキホン2~
次の各文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組み合わせを(1)~(3)のなかから選びなさい。
1.マネーストックとは、基本的に、(①)が保有する(②)の残高である。[2016年1月試験]
(1)①通貨保有主体 ②通貨量
(2)①金融機関 ②預金量
2.全国の世帯が購入する家計に係る財およびサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定する( )は、総務省が作成および公表している。[2017年5月試験]
(1)景気動向指数
(2)消費者物価指数
(3)企業物価指数
3.デフレーション(デフレ)は、物価が持続的に(①)する経済現象であり、デフレ下においては、貨幣価値が相対的に(②)する。[2011年5月試験]
(1)①上昇 ②下落
(2)①下落 ②上昇
(3)①下落 ③下落
4.日本銀行の(①)によって行われる資金供給のオペレーションでは、日本銀行が金融機関の保有する有価証券等を買い入れることにより、市中に出回る資金量が(②)する。[2015年10月再試験]
(1)①預金準備率操作 ②増加
(2)①公開市場操作 ②増加
(3)①公開市場操作 ②減少
1.マネーストックとは、基本的に、(①)が保有する(②)の残高である。
正解は、(1)①通貨保有主体 ②通貨量です。
マネーストックは、個人や金融機関は含まれません。
2.全国の世帯が購入する家計に係る財およびサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定する( )は、総務省が作成および公表している。
正解は、(2)消費者物価指数です。
企業物価指数・・・日本銀行が毎月発表
3.デフレーション(デフレ)は、物価が持続的に(①)する経済現象であり、デフレ下においては、貨幣価値が相対的に(②)する。
正解は、(2)①下落 ②上昇です。
デフレの場合、物価が低下するため、少ないお金でモノを買うことができます。つまり、貨幣価値は高い状態にあります。
4.日本銀行の(①)によって行われる資金供給のオペレーションでは、日本銀行が金融機関の保有する有価証券等を買い入れることにより、市中に出回る資金量が(②)する。
正解は、(2)①公開市場操作 ②増加です。
買いオペレーションをした場合、日銀が金融機関から有価証券等を買って、その代わりに金融機関に資金を渡すため、資金量は増加します。
ちなみに、預金準備率とは、金融機関が預金を日本銀行に預けている一定の割合のことを指し、これは義務です。