問題解説⑭~生命保険4~
次の各文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組み合わせを(1)~(3)のなかから選びなさい。
1.生命保険契約において、保険料の払込みがないまま払込猶予期間を経過した場合に、その契約の(①)の一定の範囲内で保険会社が自動的に保険料を立て替えて契約を有効に継続させる制度を(②)という。[2011年1月試験]
(1)①責任準備金 ②復活
(2)①責任準備金 ②自動振替貸付
(3)①解約返戻金 ②自動振替貸付
2.定期保険特約付終身保険(更新型)では、定期保険特約の保険金額を同額で自動更新すると、更新後の保険料は、通常、更新前( )。[2015年1月試験]
(1)より高くなる
(2)と変わらない
(3)よりも安くなる
3.払済保険は、現在契約している生命保険の以後の保険料の払込みを中止し、その時点での(①)をもとに、元の契約の(②)を変えずに、元の主契約と同じ種類の保険(または養老保険等)に変更するものをいう。[2015年10月再試験]
(1)①責任準備金 ②保険金額
(2)①解約返戻金 ②保険期間
(3)①払込済保険料 ②保険金額
4.現在有効に継続している生命保険の以後の保険料の払込みを中止し、その時点での(①)をもとに、元の契約の保険金額を変えないで、一時払の定期保険に変更したものを(②)という。[2011年1月試験]
(1)①責任準備金 ②払済保険
(2)①基本保険金 ②転換保険
(3)①解約返戻金 ②延長保険
5.保険料が払い込まれずに失効した生命保険契約について、失効してから一定期間内に所定の手続きを経て保険会社の承諾を得ることにより当該契約を復活する場合、復活後の保険料は、(①)の保険料率が適用され、失効期間中の保険料については(②)。[2016年1月試験]
(1)①失効前 ②まとめて支払わなければならない
(2)①復活時 ②まとめて支払わなければならない
(3)①復活時 ②支払いが一部免除される
1.生命保険契約において、保険料の払込みがないまま払込猶予期間を経過した場合に、その契約の(①)の一定の範囲内で保険会社が自動的に保険料を立て替えて契約を有効に継続させる制度を(②)という。
正解は、(3)①解約返戻金 ②自動振替貸付です。
払込みがないのは被保険者の責任ですから、被保険者の身を削らなければなりません。自動振替貸付制度と契約者貸付制度は解約返戻金ありきの話です。
2.定期保険特約付終身保険(更新型)では、定期保険特約の保険金額を同額で自動更新すると、更新後の保険料は、通常、更新前( )。
正解は、(1)より高くなるです。
更新時に保険料が再計算され、通常は更新前の保険料よりも高くなります。
3.払済保険は、現在契約している生命保険の以後の保険料の払込みを中止し、その時点での(①)をもとに、元の契約の(②)を変えずに、元の主契約と同じ種類の保険(または養老保険等)に変更するものをいう。
正解は、(2)①解約返戻金 ②保険期間です。
払済保険は、「金額」が減ります。
延長保険は、「期間」が短くなります。
4.現在有効に継続している生命保険の以後の保険料の払込みを中止し、その時点での(①)をもとに、元の契約の保険金額を変えないで、一時払の定期保険に変更したものを(②)という。
正解は、(3)①解約返戻金 ②延長保険です。
5.保険料が払い込まれずに失効した生命保険契約について、失効してから一定期間内に所定の手続きを経て保険会社の承諾を得ることにより当該契約を復活する場合、復活後の保険料は、(①)の保険料率が適用され、失効期間中の保険料については(②)。
正解は、(1)①失効前 ②まとめて支払わなければならない
一旦失効しているわけですから、被保険者にはある程度のペナルティが必要です。