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問題解説③ ライフプラン策定上の資金計画

ひょんなことから、7月末までに100記事を目指すことにしました。

今日からコツコツ頑張っていきたいと思います。

今日は、ライフプラン策定上の資金計画についてです。

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次の各記述のうち、正しいものには〇を、誤っているものには✖をつけなさい。

  1. 日本政策金融公庫の教育一般貸付金(国の教育ローン)の返済期間は、母子家庭等の場合を除き10年以内である。[2017年9月試験]
  2. 独立行政法人日本学生支援機構が取り扱う奨学金には、返済義務のない第一種奨学金と返済義務のある第二種奨学金がある。[2014年5月試験]
  3. 住宅ローンの一部繰り上げ返済を行う際に「期間短縮型」を選択した場合、一般に、繰り上げ返済後の毎回の返済額は増額となるが、残りの返済期間は短くなる。[2015年5月試験]
  4. 住宅ローンの一部繰り上げ返済には、返済期間短縮型と返済額軽減型の方法があるが、一般に、返済期間短縮型よりも返済額軽減型の方が利息の軽減効果が大きい。[2014年1月試験]
  5. 住宅ローンの返済方法において元利均等返済方式と元金均等返済方式を比較した場合、返済期間や金利などの他の条件が同一であれば、通常、利息を含めた総返済金額が多いのは、元金均等返済方式である。[2014年9月試験]
  6. 借入当初から一定期間までが固定金利である「固定金利選択型」の住宅ローンでは、他の条件が同一であれば、固定期間が長期のものほど、固定期間が短期のものに比べ、当初に適用される金利水準は低くなる傾向がある。[2011年5月試験]
  7. 長期固定金利住宅ローンである【フラット35】の借入金利は、取扱金融機関が独自に定めているため、利用する金融機関によって異なる場合がある。[2012年1月試験]
  8. 長期固定金利住宅ローンのフラット35(買取型)の融資金利は、借入申込時の金利ではなく、融資実行時の金利が適用される。[2013年5月試験]

 

 

1.日本政策金融公庫の教育一般貸付金(国の教育ローン)の返済期間は、母子家庭等の場合を除き10年以内である。

 

教育一般貸付のポイント

融資限度額・・・学生一人につき最高350万円

金利・・・固定金利

返済期間・・・最長15年

融資元・・・日本政策金融公庫

 

「アミーゴは頑なにイチゴを食べる」と覚えましょう!

 350  固定 15年

よって答えは✖です。

 

2.独立行政法人日本学生支援機構が取り扱う奨学金には、返済義務のない第一種奨学金と返済義務のある第二種奨学金がある

 

返済の義務はあります。よって✖。

ちなみに

第一種奨学金・・・無利息

第二種奨学金・・・利息付

頭がよければ利息はありませんよ!

 

3.住宅ローンの一部繰り上げ返済を行う際に「期間短縮型」を選択した場合、一般に、繰り上げ返済後の毎回の返済額は増額となるが、残りの返済期間は短くなる。

 

繰り上げ返済後の毎回の返済額は変わりません。よって✖。

返済期間短縮型・・・返済額は変わらず、期間は短く

返済額軽減型・・・返済額を減らし、期間は変わらず

 

4.住宅ローンの一部繰り上げ返済には、返済期間短縮型と返済額軽減型の方法があるが、一般に、返済期間短縮型よりも返済額軽減型の方が利息の軽減効果が大きい。

 

返済額軽減型は返済期間が変わりません。つまり返す時間は変わりませんから利息は長くかかります。一方で返済期間短縮型は、期間が短くなるため、返す時間は短くなります。利息は返す時間が長ければ長いほど大きくかかるので、正解は✖です。

 

5.住宅ローンの返済方法において元利均等返済方式と元金均等返済方式を比較した場合、返済期間や金利などの他の条件が同一であれば、通常、利息を含めた総返済金額が多いのは、元金均等返済方式である。

 

利息は元金に応じてかかります。つまり、元金均等返済方式にすると、元金が確実に減っていきますので、利息はだんだん小さくなっていきます。一方で、元利均等返済方式は、元金と元利を合わせたものを返済期間に応じて均等にしますので、当初は利息の返済が大きく、返済期間が経過するとともに元金の部分を返すこととなります。よって✖。

 

6.借入当初から一定期間までが固定金利である「固定金利選択型」の住宅ローンでは、他の条件が同一であれば、固定期間が長期のものほど、固定期間が短期のものに比べ、当初に適用される金利水準は低くなる傾向がある。

 

固定期間が長ければ長いほど、金利水準は高くなりますので✖です。

固定金利金利が一定となるため、景気が悪くなった際に低い金利で貸すと損失が生じる可能性がでてきます。長期で貸す場合、景気が悪い期間に遭遇する可能性が高くなりますので、長ければ長いほど金利は高くし、もしもの場合に備えるのです。

 

7.長期固定金利住宅ローンである【フラット35】の借入金利は、取扱金融機関が独自に定めているため、利用する金融機関によって異なる場合がある。

 

そのとおり〇です。

フラット35は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携し、提供している長期固定金利型の住宅ローンです。民間が介入していることから当然競争が起きるため、自ずと金利は異なってきます。

 

8.長期固定金利住宅ローンのフラット35(買取型)の融資金利は、借入申込時の金利ではなく、融資実行時の金利が適用される。

 

そのとおり〇です。

”ふらっと”お金を借りるから、融資実行日でないとわからないと覚えましょう!

 

それではこの辺で!