家は資産か借金か
マイホーム欲しいですか?
最近姉夫婦が家を建て始めました。姉の旦那が30後半ということもあり、住宅ローンを借りられるのもギリギリだっとそうです。
そこで、親からあんたのとこもお金借りれなくなる前に早く家建てなさいと言われました。
私の住んでいるところは、田舎なので、結婚して家を建てることが幸せだという固定概念がいまだに根強いです。
私は、そこまで持ち家に興味はなかったので、親の言葉には違和感しか感じられませんでした。
総務省の調査によると、増加率は低くなっているものの、住宅数そのものは一定して増加しているそうです。
※http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_gaiyou.pdf
マイホームにあこがれる方が多いみたいですね。
家を建てる際にほとんどの人が借りるであろう「住宅ローン」今日はそんなお話です。
住宅ローンの融資限度額は、基本的に物件の8割~9割程度ですので、住宅購入時には頭金として最低2割は準備しておかなければなりません。
また、登記費用や税金、引っ越し費用などの諸経費が物件価格の約1割程度必要です。つまり3割は準備しておく必要があります。
5,000万円のマイホームを購入したとすると、
5,000万×30/100=1,500万円 が必要!
今の財力を考えると、私にとっては途方もない金額です。。。
自己資金の準備方法には、財形住宅貯蓄などがあります。
財形住宅貯蓄・・・財形貯蓄制度を導入している企業の従業員が給料から天引きという形で、住宅の取得や増改築を目的とした貯蓄を行うこと。
家を建てることが目標の方は、覚えておくとよいでしょう。
住宅ローン金利
固定金利型は、ローン申し込み時(またはローン実行時)の金利が返済終了まで変わらず適用されるローンです。
変動金利型は、市場の金利の変動に応じて金利が変動するローンです。
金利は半年ごとに見直されます。返済額は5年ごとに見直されます。
固定金利選択型は、返済期間のはじめのうちは固定金利で、固定金利期間が終了したあと、固定金利か変動金利かを選択できるローンです。
住宅ローンの返済方法
- 元利均等返済
- 元金均等返済
元利均等返済は、毎回の返済額(元利と利息の合計額)が一定の返済方法です。
利息は借りる期間が長ければ長いほど、大きくなります。その利息を均等にならすことになるため、返済期間の当初は利息の部分が大きく、返済期間が経過するとともに元利の部分が増えていきます。
元金均等返済は、毎回の返済額のうち元金部分が一定となる返済方法です。
こちらは、元金が着実に減ることになるため、利息もそれにならって減っていくことになります。したがって返済期間が経過するにつれ、利息を含めた毎回の返済金額が減少していくこととなります。
総返済額は元利均等返済の方が大きくなります。
元利均等返済 > 元金均等返済
住宅ローンの種類
- 財形住宅融資
- フラット35
財形住宅融資
融資金額・・・財形貯蓄残高の10倍以内(最高4,000万円)購入価格の90%以内
融資条件・・・1年以上継続して積み立てをしており、財形貯蓄残高が50万円以上あることなど
※財形貯蓄には、一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄の3つありますが、
どの財形貯蓄を行っている場合でも、財形住宅融資を受け取ることができます。
融資金額・・・最高8,000万円、購入価格(または建設資金)の100%(ただし、90%超のときは高い金利となる)
返済期間・・・最長35年(完済時の年齢が80歳以下でなければならない)
融資条件・・・本人が住むための住居であること、申込日現在で70歳未満であること、購入価格が1億円以下であること
その他 ・・・保証人や保証料は不要、繰り上げ返済の手数料は無料、繰り上げ返済は窓口の場合、100万円以上、インターネットの場合、10万円以上
親の住宅ローンを子が引き継いで返済することもできる(子の年齢等が要件を満たしていれば、申し込み本人の年齢が70歳以上でも申し込み可能)
住宅ローンの繰り上げ返済
- 返済期間短縮型
- 返済額軽減型
返済期間短縮型は、毎回の返済額を変えず、返済期間を短縮する方法です。
返済額軽減型は、返済期間を変えず、毎回の返済額を減らす方法です。
利息の軽減効果は、返済期間短縮型の方が大きくなります。宝くじが当たったら、迷わず、返済期間短縮型で繰り上げ返済を行いましょう。
住宅ローンの借換え
借換えとは、金利の高いローンを一括して返済し、金利の低いローンに換えることをいいます。これによって利息の軽減を図ることができますが、新規のローンを組むことによるローン手数料などの諸経費が新たに発生するため、借替えを行う際には十分に比較したうえで行うようにしましょう。
なお、財形住宅融資などの公的ローンへの借替えはできません。
団体信用生命保険とは、住宅ローン返済中に債務者が死亡した場合、保険会社がその時点の住宅ローン残高を保険金として金融機関に支払うという契約の保険のことです。
したがって、残された遺族は住宅ローンを支払う必要がなくなります。
どこで借りるかも大事ですが、住宅ローンは長期にわたりますので、どのように返すかも慎重に考えなければなりませんね。
今日はこの辺で