傷害保険と賠償責任保険と税金
傷害保険
傷害保険は、日常生活におけるさまざまなケガ(急激かつ偶然な外来の事故により、人体に障害を被った状態)に対して保険金が支払われます。
1.普通傷害保険
国内外を問わず、日常生活で起こる傷害を補償する保険
1つの契約で家族全員が補償される「家族傷害保険」もあります。
病気、細菌性食中毒、自殺、地震、噴火、津波を原因とする傷害は対象外
2.交通事故傷害保険
国内外で起きた交通事故、建物や乗り物の火災などによる傷害を補償する保険
1つの契約で家族全員が補償される「ファミリー交通傷害保険」もあります。
3.国内旅行傷害保険
国内旅行中の傷害を補償する保険
細菌性食中毒は対象ですが、地震などによる傷害は対象外
4.海外旅行傷害保険
海外旅行中(家を出てから帰宅するまで)の傷害を補償する保険
賠償責任保険
賠償責任保険は、偶然の事故によって、損害賠償責任を負ったときに補償される保険です。
1.個人賠償責任保険
日常生活における事故によって、他人にケガをさせたり、他人のものを壊したことにより、損害賠償責任を負ったときに備える保険
1つの契約で家族全員が補償対象となる。
業務遂行中の賠償事故は対象外
自動車の運転による事故は対象外
2.PL保険(生産物賠償責任保険)
製造、販売した製品の欠陥によって、他人に損害を与え、損害賠償責任を負ったときに備える保険
損害保険と税金
1.地震保険料を支払ったときの税金(地震保険料控除)
1年間に支払った地震保険料は、その年の所得から控除することができます。
住民税:地震保険料/2(最高25,000円)
2.保険金を受け取ったときの税金
損害保険の場合、保険金は損失補てんを目的としているため、原則として非課税です。
ただし、死亡保険金(傷害保険など)、満期返戻金、年金として受け取る場合の保険金については、生命保険と同様の扱いとなります。