問題解説⑰~損害保険2~
次の各記述のうち、正しいものには〇を、誤っているものには✖をつけなさい。
1.自動車保険の車両保険(一般条件)では、自宅の敷地内の駐車場で運転操作を誤って自損事故を起こし、被保険自動車が被った損害は、補償の対象とならない。[2015年5月試験]
2.普通傷害保険(特約なし)では、被保険者が地震の揺れで転倒してケガをした場合、保険金支払の対象とならない。[2014年5月試験]
3.家族傷害保険の被保険者には、被保険者本人(記名被保険者)またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子が含まれる。[2015年1月試験]
4.細菌性の食中毒や地震等によるケガは、海外旅行保険の保険金支払の対象となる。[2010年9月試験]
5.個人賠償責任保険において、被保険者が自動車の運転によって他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負った場合、保険金支払の対象となる。[2014年1月試験]
6.契約者(保険料負担者)と被保険者が同一である傷害保険契約により、相続人以外の者が受け取った死亡保険金は、贈与税の課税対象となる。[2010年5月試験]
1.自動車保険の車両保険(一般条件)では、自宅の敷地内の駐車場で運転操作を誤って自損事故を起こし、被保険自動車が被った損害は、補償の対象とならない。
正解は、✖です。
自損事故により被保険自動車が被った損害は補償の対象となります。
2.普通傷害保険(特約なし)では、被保険者が地震の揺れで転倒してケガをした場合、保険金支払の対象とならない。
正解は、〇です。
普通傷害保険は、病気、細菌性食中毒、自殺、地震、噴火、津波は対象外
3.家族傷害保険の被保険者には、被保険者本人(記名被保険者)またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子が含まれる。
正解は、〇です。
4.細菌性の食中毒や地震等によるケガは、海外旅行保険の保険金支払の対象となる。
正解は、〇です。
ちなみに、国内旅行傷害保険は、どちらも対象外になります。
5.個人賠償責任保険において、被保険者が自動車の運転によって他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負った場合、保険金支払の対象となる。
正解は、✖です。
自賠責保険等がありますので、個人賠償責任保険でカバーする必要はありません。
6.契約者(保険料負担者)と被保険者が同一である傷害保険契約により、相続人以外の者が受け取った死亡保険金は、贈与税の課税対象となる。
正解は、✖です。
死亡保険金を受け取った場合は、相続税の課税対象となります。亡くなった人からもらうイメージです。