問題解説② ライプランニングの手法
こんにちは漬けタクです。
今回はライプランニングの手法について問題解説をしていきたいと思います。
次の各記述のうち、正しいものには○を、誤っているものには✖️をつけなさい。
1.ファイナンシャル・プランナーがライフプランニングにあたって個人顧客のバランスシートを作成する場合、バランスシートに計上する有価証券の額については時価、生命保険については作成時点の解約返戻金相当額を使用する。[2017年5月試験]
2.個人のライフプランニングにおけるキャッシュフロー表は、現在の収支状況や今後のライプランをもとに、将来の収支状況や貯蓄残高などの推移を表形式にまとめたものである。[2011年1月試験]
3.Aさんは、子供の大学入学資金を用意するために、今後15年間にわたって、年利2%で複利運用しながら毎年10万円を積み立てたいと考えている。この場合の15年後の元利合計金額を係数表によって算出するとき、利用する係数は年金終価係数である。[2010年9月試験]
4.減債基金係数は、現在保有している資金(元利)を一定の利率によって複利運用しながら毎年一定金額を一定の期間にわたり取り崩していくときの、毎年の取り崩し金額を計算する際に利用することができる。[2010年5月試験]
それでは順番に解説していきましょう!
1.ファイナンシャル・プランナーがライフプランニングにあたって個人顧客のバランスシートを作成する場合、バランスシートに計上する有価証券の額については時価、生命保険については作成時点の解約返戻金相当額を使用する。
この問題の争点は、バランスシートに記載するときの自分の資産(負債)の金額は今の金額かそうでないかですね。
バランスシートとは、現在の自分の資産と負債をみるものです。つまり「今自分がいくらもっているか」です。今ですよ今。
今の価格=時価で判断しますので○となります。
2.個人のライフプランニングにおけるキャッシュフロー表は、現在の収支状況や今後のライプランをもとに、将来の収支状況や貯蓄残高などの推移を表形式にまとめたものである。
キャッシュフロー表とは、入るお金と出ていくお金の表です。
これによってライフイベント表と重ねて将来の収支状況や貯蓄残高を予測します。
よって○です。
3.Aさんは、子供の大学入学資金を用意するために、今後15年間にわたって、年利2%で複利運用しながら毎年10万円を積み立てたいと考えている。この場合の15年後の元利合計金額を係数表によって算出するとき、利用する係数は年金終価係数である。
前段のAさんが素晴らしい人である話はさておき。
これは各係数の意味を理解していれば解ける問題ですね。
年金終価係数とは、年金のように毎年積み立てたら終わりにいくらになっているかを求める場合に用いる係数です。よって○です。
4.減債基金係数は、現在保有している資金(元利)を一定の利率によって複利運用しながら毎年一定金額を一定の期間にわたり取り崩していくときの、毎年の取り崩し金額を計算する際に利用することができる。
こちらも3の問題と同様に知っていれば解ける問題です。
減債基金係数とは、将来これだけ手にするために、毎年いくら積み立てるかを求める場合に用いる係数です。よって✖︎です。
ちなみにこの問題説明は「資本回収係数」のことです。取り崩し〜ときたら回収のことで覚えておきましょう。
私も係数の中で一番覚えづらいヤツだと思ってます。
「チンゲンサイを用意するために今いくら必要か」と覚えてください(投げやり)
それでは今日はこの辺で