株式の指標
相場指標
株式市場の株価水準や動きをみるための指標として、次のようなものがあります。
日経平均株価
東証1部に上場されている銘柄のうち、代表的な225銘柄の株価を平均したもの。
単純に平均したものではなく、株価の連続性を保つように修正平均した株価。
株価の高い銘柄(値がさ株)の影響を受けやすい。
東証株価指数(TOPIX)
時価総額=株価×上場株式数
基準日(昭和43年1月4日)の時価総額を100とした場合の時価総額の変化を表す。
時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい。
JPX日経インデックス400(JPX日経400)※平成26年1月からの新指標
東証全体から、資本の効率的活用や投資家を意識した経営など、一定の要件を満たした、投資家にとって魅力が高い会社400社(400銘柄)で構成される株価指数。
選定の手順
①債務超過の会社、3期連続赤字の会社などは除外
②売買代金と時価総額から上位1,000銘柄を選定
日本取引所グループ、東京証券取引所、日本経済新聞社が共同で開発した株価指数
指数は基準日(平成25年8月30日)を10,000ポイントとして算出
売買高(出来高)
証券取引所で売買契約が成立した株式の総数
株式投資に用いる指標
株式投資を行うときの判断基準となる指標(個別銘柄の指標)には、次のようなものがあります。
PER(株価収益率)Price Earnings Ratio
株価が1株あたり純利益(EPS)の何倍になっているかをみる指標
PERが低い銘柄は割安、高い銘柄は割高といえます。
PER=株価/1株あたり純利益(EPS)
PBR(株価純資産倍率)Price Book-value Ratio
株価が1株あたり純資産の何倍になっているかをみる指標
PBRが1倍ということは、その会社の株価が解散価値と同じということ
PBRが低い(1倍に近い)銘柄は割安、高い銘柄は割高といえます。
PBR=株価/1株あたり純資産(EPS)
ROE(自己資本利益率)Return On Equity
株主が出資したお金を使って、どれだけの利益をあげたかをみる指標
ROEが高い会社は儲け上手な会社
配当利回り
投資額(株価)に対する配当金の割合
配当利回り=1株あたり配当金/株価×100
配当性向
純利益に対する配当金の割合
稼いだ利益のうち、どれだけ株主に還元したかを表す
配当性向=配当金総額/税引後当期純利益×100
自己資本比率
会社全体の資本に対する、株主が出資した返済不要のお金の割合